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ビジネスインクジェットプリンタを扱う案件があったので、メリットとデメリットをまとめてみた。導入の参考にしていただければと思う。

家庭用インクジェットプリンタはいろいろと割高

SOHOで家庭用のインクジェット複合機を使っているのをよく見かける。レーザープリンタだとトナーだけでなくドラムなどの消耗品もあり、ランニングコストが合わないことが多いのだろう。家庭用のインクジェット複合機はインクカートリッジを全色交換しても数千円で済む。ただし、カートリッジ1本あたりの印刷枚数は機種にもよるが500枚程度しかなく、6色インクや7色インクなどのインクカートリッジが多い機種だと1枚当たりの印刷単価はレーザープリンタとあまり変わらなくなる。
しかも給紙容量は100枚程度しかなく印刷速度も遅いので、印刷枚数が多い場合は時間がかかり仕事の待ち時間が発生する。
さらに言うとスキャナはほとんど使われていない。家庭用の場合はプリンタ単一機能の製品は少なく選択肢は複合機になりがちで、必要のない機能の為に導入コストをかけていることになる。

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ビジネスインクジェットプリンタのメリット

ビジネスインクジェットプリンタは、印刷速度が速く、インクも安い、しかも耐久性も高い。カラー印刷の場合の具体的な数字を平均値で出すと、家庭用だと1枚当たりの単価が12円なのに対して、ビジネス用は6円とコストは半分。速度は家庭用でA4カラーが12枚/分、ビジネス用は30枚/分と倍以上の早さで印刷する。耐久性は、家庭用だとA4サイズ2万枚を寿命と考えて設計されているらしいが(某メーカー保守サービスマン談)、ビジネス用はA4サイズ15万枚を参考値としている。
また、Wi-Fi接続だけでなく有線LANに対応しているので、複数のPCから安定した高速通信が可能となる。
スキャナやFAX機能を備えたモデルもあるので、必要に応じて機種を選択することができる。

ビジネスインクジェットプリンタのデメリット

プリンタ本体の導入コストが家庭用より高くなる。耐久性を考えると割安になるのでデメリットと考えるかは個人の価値観による。
プリンタのサイズが大きいので設置場所が広くなる。
4色印刷のため、6色印刷のものにくらべると写真の発色が落ちる傾向にある。
消費電力が大きくなる。
レーザープリンタと比べると印刷速度が遅い。

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