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パラレルポートしか持たない古いドットプリンタを新しいPCで使いたいという要望があり、久し振りにプリントサーバを扱う機会があったので、プリントサーバについてまとめてみた。導入の参考にしていただければと思う。
古いレーザープリンタやドットプリンタの利用
古いレーザープリンタやドットプリンタでも、新しいOSに対応したドライバを出しているものは多い。ただ、困ったことにインターフェイスがパラレルポートのものがほとんどで、Windows7以降のPCではパラレルポートを搭載している機種はほとんどない。
パラレルポートしか備わっていないプリンタを手軽にPCと繋ぐには、USB→パラレルポート変換ケーブルを使うことになるが、USBケーブルの通信距離は規格上5mなので、複数台のPCから印刷する場合はPCとプリンタの配置に制約がかかる。
そういった諸々の問題を解決してくれるのがプリントサーバである。
プリントサーバとは
パラレルポートやUSBポートをLANポートに変換してプリンタを制御する機器。プリンタサーバにIPアドレスを割り振り、ネットワーク上の複数のPCからプリンタの共有を可能とする。
パラレルポート用のものとUSBポート用のものがある。
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プリントサーバのメリット
プリンタの設置できる範囲が広がる
従来のケーブル接続の場合、ケーブルの届く範囲でしかプリンタを設置することができなかった。プリントサーバはLANの届く範囲であればどこにでもプリンタを設置することができる。LANの範囲内であれば、別室や別フロアでも設置が可能となる。無線LAN対応のプリントサーバであれば、LANケーブルの引き回しも考える必要がないので、設置場所の自由度はさらに上がる。
複数のPCでプリンタを共有
従来のケーブル接続の場合、使用するPCとケーブルを繋ぐ必要があった。しかしプリントサーバであれば、既存のネットワーク上にプリンタが存在することになるので、ケーブルをつなぎ直す手間がなくなる。
プリントサーバの注意点
インターフェースの違い
プリントサーバには、パラレルポート用のものとUSBポート用のものがある。プリンタのインターフェイスに適したものを購入しなければ、プリントサーバとプリンタの接続ができない。プリンタが備えているインターフェイスが、パラレルポートかUSBポートのどちらなのか事前に確認しておく必要がある。
スキャナ機能使用時は双方向通信に対応したものを
プリンタから印刷するだけの利用であれば、PCからプリンタへの単方向通信のみのもので問題無いが、スキャナ機能のあるプリンタを利用する場合は、スキャナからのデータを受け取る必要があるため、双方向通信対応のプリントサーバが必要となる。
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